フィリピンの若手アーティストとの交流プロジェクト 「PROJECT D I S PLACED 2021 −移し替える−」
女子美の学生とフィリピンの若手アーティストがオンラインで交流するプロジェクト「PROJECT D I S PLACED 2021 −移し替える−」が9月30日にスタートし、11月4日に最後のセッションを終えました。
日本とフィリピンの若手アーティストと美大生に、両国の教育者やゲスト・スピーカーとのディスカッションを通して「コミュニティへのアーティストの役割とは何か」、そして「アーティストの活動にとってのコミュニティの役割とは何か」について考えてもらうものです。参加者それぞれの地域性について情報交換しながらアーティストやアートにかかわる人たちがコミュニティにかかわることの重要性を探っていきました。
国外への移動が難しい状況が続いていますが、オンラインでつながることのできる状況をポジティブにとらえて、オンラインでの国際交流の新しい形を開発していく試みでもありました。
本学からは大学院生と学部生計3名と、アーティストとして西田秀己助教、博士後期課程在籍の若松はるかさんが参加しました。
7回に渡ってのオンラインセッションを終え、現在はプレゼンテーションやディスカッションをまとめたジャーナの出版にあたって準備中です。(出版にあたっては国際交流基金マニラの助成を受給予定)
以下のページで各セッションの様子を参加学生が簡単に報告していますのでぜひご覧ください。
オーガナイザー(女子美側)日沼禎子(アート・デザイン表現学科教授)
オーガナイザー(フィリピン側)Jaime Pacena II(Bliss Market Laboratoryクリエイティブ・ディレクター/アジア・パシフィックカレッジ講師)
※プロジェクト「D I S PLACED」はBMLabが継続的に行っている重要な取り組みのひとつで、国際交流基金アジアセンターの助成を受けて2018年に開始したプロジェクトです。2019年と2020年に本学と連携して、両国の若手アーティストが参加する陸前高田とマニラでのY-Air Exchangeプログラムという形で展開されました。今回のプロジェクトはそれをオンラインの実施形態で引き継ぐものとなります。